テレビで放映された食材トピックスの中から食材の栄養素やレシピの話題を1つピックアップ。
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2021-09-13 11:46:26

チーズが高齢者の救世主といわれる理由は、認知症予防・高血圧予防・サルコペニア予防・糖尿病予防の4つの効果があるからだといいます。
そこで、4つの症状別にチーズの種類や食べ方をご紹介。
まずは「認知症予防」。
認知症の原因となるといわれているBDNF。
BDNFは脳の神経を保護したり、発達させたりするタンパク質で、不足すると認知機能が低下するといわれています。
軽度の認知症の方にカマンベールチーズを30g、3ヶ月間食べてもらったところ、血中BDNFが上昇したという研究結果があり、認知機能を改善し認知症予防につながる可能性があるといいます。
次は「高血圧予防」。
高血圧予防に期待できるのはチーズに含まれるペプチド。血管を柔らかくする一酸化窒素を増やし、血圧の上昇を抑えてくれるそうです。
ペプチドを多く含むのは長期間熟成させたゴーダチーズですが、市販のプロセスチーズはゴーダチーズから作られているので、手軽に摂るにはプロセスチーズがおすすめとのこと。
続いては「サルコペニア予防」。
サルコペニアは筋肉量が減少し、筋力が低下している状態のこと。これを予防してくれるのが、筋肉を増やしてくれるというチーズに含まれるロイシンというアミノ酸。
どのチーズでも豊富に含まれていますが、大事なのは食べるタイミング。
少し息が上がるくらいの運動をした後、30分以内に食べるのがよいそうです。
最後に、「糖尿病予防」。
チーズは糖質をほとんど含まないため血糖値が上昇しにくい食品。食事の10~15分前に食べると血糖値の急上昇を防いでくれるといいます。
食事の前に1切れ程度のプロセスチーズを食べるだけで効果が期待でき、食べるチーズはどのチーズでもよいそうです。
そんなチーズを簡単調理で毎日食べられる、「和」チーズ料理をご紹介。
「モッツァレラチーズの京風味噌汁」
チーズのうま味成分と、昆布や醤油などのうま味成分は同じグルタミン酸のため、チーズと和食は相性がいいそうです。
大根(2cm)、ニンジン(1/4本)は厚さ5mmのいちょう切り、ホウレン草(30g)はざく切りにします。
出汁(300ml)に大根とニンジンを入れ、弱火で8分ほど煮たらホウレン草を加えさっと茹でたら西京味噌(大さじ2)を溶かします。
お椀にモッツアレラチーズ(1個)を入れ、味噌汁を注いだら出来上がり。
ほかにも「粉チーズ和え納豆」や「和風チーズシュー」などの作り方も紹介していました。
チーズは栄養抜群の食品ですが食物繊維やビタミンCは少ないので、それを補う食材を組み合わせ、バランスのよい食事を心がけてください。