テレビで放映された食材トピックスの中から食材の栄養素やレシピの話題を1つピックアップ。
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2022-04-04 11:44:13

番組では、「なぜおかずにはパセリがついているの?」という問題が出題されました。
正解は、「濃い緑色だから」。
これについて、日本洋食協会の会長が解説してくれました。
パセリは地中海沿岸などを原産とするセリ科の植物。
鮮やかな緑色と独特の香りは古代ギリシャやローマの時代から、薬草や料理用ハーブとして利用されてきました。
明治に入ると日本でも栽培が始まりますが、当時は上流階級の食事という位置づけの西洋料理に用いられていたため、日本人の間ではあまり普及していませんでした。
現在、日本ではパセリは茎ごと添えられていることが多いですが、このスタイルを考案したのは銀座の老舗洋食店といわれています。
カツの付け合わせにキャベツの千切りだけでは色味が足らないためパセリを添えたところ、緑色の濃淡がついてバランスが良かったことがその理由。
その後オムレツやエビフライなど、ほかの洋食メニューに添えられることが定番化していきました。
このスタイルは日本独特のもので、海外では刻んでハーブとして料理にふりかけるケースがほとんどなのだそう。
添え物として定着していったため、逆に食べずに残されることも多いですが、実はパセリは栄養価が非常に高い野菜。
カルシウムやカリウム、鉄の含有量は野菜の中でもトップクラス。
ほかにもβ-カロテンや、ビタミンB2、ビタミンC、ビタミンK、食物繊維などが含まれています。
独特の香りのもととなるピネンという成分には抗菌作用があり、食中毒や口臭の予防になるそうです。
そんなパセリを使った「パセリ餃子(30個分)」をご紹介。
キャベツや白菜の代わりにパセリを使った餃子です。
パセリ(100g)をみじん切りにします。
豚ひき肉(250g)、にんにく・生姜・鶏がらスープ(各5g)、塩コショウ(適量)と一緒にパセリを混ぜます。
餃子の皮で包んでフライパンで焼いたら完成です。
パセリの消臭効果によりにんにくの匂いが緩和され、食べやすい餃子になるとのこと。
そのほか、パセリを肉で巻いたパセリのステーキのレシピも紹介していました。
栄養価の高いパセリを添え物として残してしまうのはもったいないですね。ぜひパセリが主役のレシピを試してみてください。