テレビで放映された食材トピックスの中から食材の栄養素やレシピの話題を1つピックアップ。
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2021-02-02 12:21:42

実はニラは1つの株から、1年で6~8回収穫でき、年中食べられる食材ですが、その中でも1番最初に収穫されるのが1番ニラです。
1番ニラは、この時期しか食べられず、甘くて柔らかいのが特徴です。
1番ニラの甘さのヒミツは、その育て方にあります。
まず、1番ニラを育てる前に、収穫されない0番ニラを育てるそうです。
6月から半年かけて育てたあと、0番ニラは枯らしてしまいます。
6月から日光を浴びて育ったニラは葉の部分に栄養を蓄えますが、寒くなり、5℃以下の寒さにあたると、葉に蓄積された糖を地中の根に戻し、蓄えます。
そして次にできる1番ニラは、根に蓄えられた糖も養分として育つため、甘いニラになるそうです。
番組では、農家の方が料理した1番ニラのおひたしやニラしゃぶをいただき、香りと甘みや食感のやわらかさに驚いたといったコメントをしていました。
1番ニラでおひたしを作る場合は、茹で時間もとても短くてよく、ニラを束ねてもって、根本の方だけを沸騰して火を止めたお湯につけ5秒。その後に全体を3秒程度茹でて、引き上げて氷水で冷やして完成です。
ニラは栄養成分も豊富です。
アリシンという成分が豊富に含まれています。血行を良くして動脈硬化予防に良いとされ、疲労回復、滋養強壮によいビタミンB1の吸収を助ける効果もあります。
また、生活習慣病予防、アンチエイジング効果が期待できるβカロテンも含まれています。βカロテンは体内でビタミンAに変わり目や皮膚の粘膜の健康を保つため感染症予防にもつながるそうです。
さらに番組では、産地の鹿沼市のニラ料理を紹介。
「にらそば」は、鹿沼市のご当地グルメとして、鹿沼市で複数の店舗がみられるそうです。鹿沼産のそばとニラを合わせることで、そばの風味とニラの甘みがマッチして美味しいとのこと。
「ニラのお好み焼き」は、キャベツではなく、ニラを使ったもの。ニラの香りが楽しめます。
「ニラの軸のかき揚げ」はニラの根元(軸)を使います。実は軸の方が葉の方よりも甘みが多く美味しいそうです。油との相性もよく、口の中に甘みが広がるとのこと。
年中食べられるニラですが、鹿沼の1番ニラはこの季節しか食べられないので、スーパーなどで見かけたら、是非、お試しください。

