テレビで放映された食材トピックスの中から食材の栄養素やレシピの話題を1つピックアップ。
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2020-01-14 10:56:04

冬の風物詩のおでん。その定番具材といえば「ちくわ」ですね。
番組ではちくわの生産現場である愛知県豊橋市の「ヤマサちくわ」を訪れ、ちくわのプリプリ食感の秘訣を探りました。
食感を生み出すための工程は、次の3つです。
1.魚肉の脂質を除いて、たんぱく質だけを取り出す
2.塩ずりをして、たんぱく質を溶かす
3.熱でタンパク質を固める
1本のちくわを作るのに3~4匹の白身魚を使うそうです。
こういった工程で作られるちくわですが、その低脂質、高たんぱく質の栄養価も注目されているそうです。
ちくわの効果に注目しているという近畿大学の筋生理学の准教授によると、トレーニングの合間にたんぱく質を補給する食材として「ちくわ」が向いているとのこと。
間食として、手軽に取りやすいという点もありますが、注目は脂質の少なさです。
動物性の食品はたんぱく質が多いですが、たいていのものは脂肪もいっぱい付いているそうです。
一方、魚の練り製品は製法の過程で脂肪のほとんどがとれています。
また、東京海洋大学の専門家によると、魚肉タンパク質の機能特性が注目され、高血圧やコレステロールなどを下げる効果に期待できるとのこと。
最近の研究ではがんを抑制したという報告もあるといいます。
しかし、弱点としては、塩分を2%含み、ビタミンが少ないということがあります。
そこで、東洋大学の専門家は、きゅうりちくわにすれば、ちくわの塩分の排出をきゅうりのカリウムが助けると解説していました。
さらに番組では、オリジナルちくわ料理も紹介。その中から2つ紹介します。
「ネギちくわ」
太めのちくわの穴にネギを差し込み、ある程度の長さに切ってラップで包んで、電子レンジで600W1分20秒で加熱したら完成です。
専門家によると、ネギの豊富なビタミンCが、ちくわのタンパク質を吸収する助けになるとのことです。
「ちくわドッグ」
ソーセージを中心があたたまるまでボイルをし、太めのちくわに差し込んだら完成です。
専門家によると、いろいろな食材からタンパク質を摂るほうが良いとし、異なる肉の組み合わせは有効だと紹介していました。
タンパク質が豊富な「ちくわ」を、上手に食生活に取り込んでみましょう。